昭和初期の作家である海野十三の作品。作者は逓信省電気試験所に勤務の傍ら、科学小説を書き続け、後に日本SFの父とも呼ばれる。1938(昭和13)年30日にJOAKにて「家庭コント 新学期行進曲」の題の下に放送。担任の突然の休みに生徒が奮起する「勉強組合」幽霊の存在を証明する羽目になる「夢の中の模擬試験」両親の温度差を取り上げる「受験生の親達」の三つのシナリオが収録されており相互間の関連はない。数学の公式、次元の話、動物の分類名が各シナリオの内容に含まれているので、ご家庭でも安心して子供に読ませる事が出来る内容となっている。
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